内科で働く看護師が仕事において抱えることの多い問題にはどのようなことがあるのだろうか。まず挙げられるのが出来ないことや分からないことが多いということだ。
内科は、直接目に見えない病気が原因で入院している人が集まる診療科である。そして内科は闘病が長期戦になることも多く、看護師は一人の患者さんと深く向き合うことになるという特徴もある。そのため、やらなければならない柔軟な業務が多岐にわたり「出来ないことが多い」「分からないことばかり」という状態に陥りやすいのだ。
では、そうなってしまった場合にはどうすれば良いのだろうか。
まずはあまり落ち込み過ぎないことが大切だ。看護師は座学よりも実践から学ぶことが非常に多い職業である。だから「現場に出ているのに分からないことが多い」という状況でも何らおかしいことなはいのだ。むしろ、まだまだ自分には伸びしろがあるのだとポジティブにとらえても良いかもしれない。
また、同期と悩みを共有するのも良いだろう。お互いの不安を相談しあうことで、連帯感が生まれ、雰囲気が良くなるかもしれない。更に困ったことがあれば先輩にアドバイスをもらうのも有効な手段である。
看護師の悩みの中でも、特によく耳にするのが患者さんとのコミュニケーションのことだ。内科は一人の患者さんとしっかり向き合わなければならないため、このような悩みが多いのは当然だといえる。
もしコミュニケーションが苦手でも、諦めずに患者さんに対してやさしく声をかけ続けるのが良いだろう。相手も人であるため、その熱意と思いはきちんと伝わるはずである。